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尾瀬 その4 至仏山(1)

今日は高山植物の宝庫、至仏山の植物をご紹介します。
至仏山は谷川岳や白馬岳、北海道のアポイ岳などと同じ、蛇紋岩からなる山です。
蛇紋岩は超塩基性岩と呼ばれ、マグネシウムなどの植物の成長を阻害するような成分が沢山含まれている岩石です。
ではそのようなところに何故、多くの高山植物が自生しているのでしょうか?
実は高山植物は今でこそ高山に自生していますが、かつては低地にも生えていたのだそうです。
しかし他の植物に負けて高山に追いやられ、その中で、強い植物が入ってこれないような悪条件でも生きてゆける(あるいは生きてゆけるように変わった)植物がここに多く残っているというわけです。

20110802ムラサキタカネアオヤギソウ1

これはムラサキタカネアオヤギソウ(紫高嶺青柳草)。
尾瀬ヶ原に自生していたタカネアオヤギソウの仲間ですが、こちらは至仏山に、一方は尾瀬ヶ原にとすみわけをしているとか。
色が全体的に赤紫っぽいですが、雰囲気は良く似ています。
両方ともユリ科の植物。

右側に映っているのがタカネナデシコ(高嶺撫子)。
今をときめくナデシコJAPANです。

至仏山は森林限界が低いことでも知られています。
つまり下から登りだして、比較的低い地点で木がなくなり、そこに高山植物が生えています。
といっても至仏山の登山道は結構直登しているので、結構しんどいです。
1時間以上ゼイゼイいいながら登ったところから、高山植物が次々と顔を出してくれます。
今までの疲れを忘れてしまいますね。
下のほうに尾瀬ヶ原が見えています。

20110802イブキジャコウソウ

これはイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)。
これでも草本ではなく木本なんだそうです。
葉の両面の腺点からジャコウのようなよい香りがするのでその名がついたとか。
でもこのあたりでもヒイヒイ登っていたので、そんな余裕はありませんでした。

20110802タカネバラ

ハマナスによく似たタカネバラ(高嶺薔薇)。
高山植物にしては、大きな花を咲かせます。

20110802ジョウエツキバナノコマノツメ

あれ?!こんなところにスミレが?
葉弁の裏には距もあり、葉っぱは明らかにスミレの葉っぱです。
これはジョウエツキバナノコマノツメ(上越黄花の駒の爪)というスミレです。
キバナノコマノツメというスミレの蛇紋岩変形植物とされています。
キバナノコマノツメはスミレの中で唯一スミレの名がつかないスミレだそうです。
7月後半にスミレが見られるとは思ってもいませんでした。

20110802タカネシオガマ

タカネシオガマ(高嶺塩竃)。
これは前日、山の花のビジターセンターのスライドショウで教えてもらいました。
葉っぱの形が変わっていることから、「葉まで目に付く」と「塩竃が浜で目に付く」を掛け合わせて、シオガマという名前がついたということでした。
だじゃれですね(笑)。

20110802ウラジロヨウラク2

ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)です。
かわいらしい花ですね。
ドウダンツツギに似ていますが、花弁の先が反り返っていることで区別がつきます。
こちらもツツジの仲間です。
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